予防接種の注意点

インフルエンザの予防法として効果が高いのは、医療機関によるワクチンの予防接種です。予防接種は医療機関に行かなければならず費用も発生するため、話題に上がる頃には「接種してもインフルエンザにかかってしまう」と言われることがよくあります。
予防接種はあくまで重症化を防ぐためのものですが、摂取すれば効くはずというイメージは強いです。重症化を防ぐ目的であっても予防接種後の発症に対する有効率は60%あり、日本で受けられるワクチンも、たとえインフルエンザに感染したとしてもウイルスの増加を防いで発症しないよう働いてくれる効果の高い予防法です。

予防接種を効果的に受けるには、いくつか気をつけるべき点があります。
まず気をつけたいのは、接種時期です。予防接種の効果が表れるまでに2週間ほどかかるので、接種する効果的な時期は、例年の感染ピークである1月から3月までの時期から逆算して12月中旬になります。
また、年齢によって接種回数も違ってきます。基本的に13歳以上では1回で済みますが、13歳未満は2回必要になるため、お子さんの予防接種の際は忘れないようしっかり計画するべきでしょう。

予防接種の効果は個人差もありますが、およそ5ヶ月と言われています。つまり、11月に接種した場合、4月頃に効果がなくなるということになります。毎年接種についての話題がでるのは、そのためです。
看護師の場合、摂取が義務になっていることや職場で摂取できることも多いようです。そのためほとんどの人が毎年必ず摂取していると思われますが、該当しない場合でも自ら最寄りの医療機関で摂取するべきでしょう。