取り入れたい食べ物

例年、冬場の日本で大流行するインフルエンザですが、予防のために自分ができることは何でしょうか。
医療現場においては、食事や摂取する栄養で免疫力を向上させ、病気にかかりにくい体づくりを行う栄養療法や食事療法と呼ばれる方法があります。
一概に、食事や栄養を調整するだけで確実にインフルエンザに対抗できるわけではありません。しかし、やはり食事は健康の基本と言えます。

まずは、普段からバランスのいい食事をとることを心がけましょう。また、冬場のインフルエンザが活発になる頃には、普段の食事にプラスしてビタミンDを多くとることが有効です。
ビタミンDには免疫作用があり、インフルエンザに対しても予防効果が高いと言われています。ビタミンDが多く含まれる食べ物の一例として、鮭やイワシなどの魚介類、きのこ類が挙げられます。
日本では多くの国民がビタミンDの摂取量を満たしていると言われているものの、魚介類やきのこ類などを食べない人は不足している傾向が強いようです。
また、ビタミンDは日光に当たることで生成されるのが特徴です。ですが、日が短い冬場は日光に当たる機会が減ってしまい、ビタミンDがさらに不足すると考えられます。

ビタミンDのほか、納豆や緑茶、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌やカテキンもインフルエンザ予防に効果的です。とはいえ、インフルエンザがもっとも好むのは乾燥なので、部屋の湿度調節やこまめな水分補給も重要な予防対策となるでしょう。